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理研白眉制度

制度概要

並外れた能力を持つ若手研究者に、研究室主宰者(理研白眉研究チームリーダー)として獨立して研究を推進する機會を提供することを目的としています。2017年に創設した制度で、理研白眉研究チームリーダー間の積極的な交流を促すことで、広い視野を持つ國際的な次世代リーダーの養成を目指しています。

特色

研究分野

數理科學を含む自然科學全般、及び人文社會科學との境界領域。未著手の研究領域や人類社會が直面する課題など、科學的、あるいは社會的にインパクトの高い野心的な領域。

応募資格

広い層からの逸材を得るため、博士の學位の有無は問わない。

任期

最大7年間。
任期中に産前?産後休業、育児休業等を取得した場合は、規定により、さらに契約期間の延長可能。

研究費

研究計畫に応じて1,000萬円~4,000萬円/年程度。
(研究所の各種施設?機器等を利用可能)

待遇

  • 給與:年俸制で910,000円/月(社會保険料、稅込み)
  • 通勤手當:実費、上限55,000円/月
  • 住宅手當:家賃の半額(単身:上限40,000円、家族と同居:上限60,000円)
  • 赴任旅費:支給あり(當研究所規程に基づく)
  • その他:科學技術健康保険組合、科學技術企業年金基金へ加入

研究チーム設置場所

和光地區、及び必要に応じて理化學研究所のいずれかの地區。
※各地區の所在地は「拠點」をご覧ください。

研究者間交流

  • 理研白眉研究チームリーダー間の積極的な交流を促進
  • 理事長との定期的なミーティング

最新の公募

2021年度理研白眉制度募集要項(英語ページ)

理研白眉研究チームリーダーの紹介

濱崎 立資

濱崎 立資の寫真

研究室名

開拓研究本部 濱崎非平衡量子統計力學理研白眉研究チーム

研究課題

量子動力學に基づく非平衡多體現象の理解と制御

自己紹介

マクロな非平衡現象を、ミクロな理論である(量子)力學から理解するのは、物理學における非常に深遠な問題です。私は主に「外界から孤立した量子系のユニタリー時間発展を仮定し、熱平衡狀態への緩和を説明できるか」という問題に理論的に取り組んできました。今後は、こうした研究で蓄積されたミクロなダイナミクスによるアプローチをヒントに、(外界と接觸した開放系を含め)多體系で現れうるより豊富な非平衡現象を理解し、さらにそれを制御するための理論を探求しようとしています。また非平衡科學を通じて、物性物理はもちろん、生物や情報理論など、分野の枠を超えて議論?貢獻したいという思いも持っています。(第3期生、2020年4月1日著任)

川上 恵里加

川上 恵里加の寫真

研究室名

開拓研究本部 川上浮揚電子量子情報理研白眉研究チーム
創発物性科學研究センター 浮揚電子量子情報理研白眉研究チーム

研究課題

ヘリウム表面上の電子を用いた量子コンピューター及び量子シミュレーション

自己紹介

物理學は、私たちが普段生活している感覚とは一見相反するようにみえる法則で世界を見事に記述しています。私は高校生の時に習ったニュートン力學で、このような物理學の魅力にとりつかれました。大學に入學してからは、量子力學に興味を持ちました。ある2つの狀態を同時に取りうる、観測したら狀態が変わるなど、自分の感覚からするとあり得ないような量子力學の法則に魅力を感じました。量子力學でないと説明出來ない現象を実験的に測定する時は、毎回、自分の感覚がいかに當てにならなかいものかを思い知り、物事に対して科學的にアプローチすることの大切さを再認識します。このような不思議な法則を上手く利用して、世の中の役に立つような技術を作りたいという思いで、量子コンピューターの実現へ向けた研究をしています。(第3期生、2020年9月1日著任予定)

萩原 將也

萩原 將也の寫真

研究室名

開拓研究本部 萩原生體模倣システム理研白眉研究チーム

研究課題

培養環境時空間制御による組織パターンの自律形成制御

自己紹介

細胞周りの微小環境を制御した実験プラットフォームを構築することで、創薬や発生メカニズム解明に繋がる生體機能を體外で再現するための研究を行っています。特に気管支にターゲットを當て、あの複雑な形狀がどのようにして自律的に形づくることができるのか、実験とモデルをフィードバックしながら體外で人為的に誘導することで明らかにしようとしています。また、組織間の連関が解析可能な臓器チップの開発も同時に行っており、従來の動物実験を凌ぐ実験解析系の構築を目指しています。自分で面白いと思える研究を、生物?工學?數理情報といった垣根を気にせずに基礎から応用まで取り組んで行きたいと思います。(第2期生、2019年4月1日著任)

武石 明佳

武石 明佳の寫真

研究室名

開拓研究本部 武石多感覚統合神経回路理研白眉研究チーム
脳神経科學研究センター 多感覚統合神経回路理研白眉研究チーム

研究課題

多刺激の情報処理を行う神経回路と分子基盤の解明

自己紹介

生き物が行動を決定する仕組みを研究しています。生き物は、溫度、匂い、光や音など常に変化する環境因子を感知し、それらの情報を神経回路で統合することで最適な行動を選択します。これまでに、比較的単純な神経系を持つ線蟲を用いて、溫度を感知する分子メカニズムや神経回路の解明を行ってきました。今後は、同時に多様な環境因子に曬された線蟲の行動解析や神経回路の解析を行い、神経系における情報統合メカニズムの解明を目指します。生物學的なアプローチに加え、モデリングなどの物理學的、數學的な手法も積極的に取り入れることで、高等動物にも共通した普遍的な行動決定の情報処理メカニズムを明らかにしたいと考えています。(第2期生、2019年7月1日著任)

関連リンク

多感覚統合神経回路理研白眉研究チーム | 脳神経科學研究センター

榎戸 輝揚

榎戸 輝揚の寫真

研究室名

開拓研究本部 榎戸極限自然現象理研白眉研究チーム

研究課題

高エネルギー大気物理學の開拓と次世代の宇宙観測への応用

自己紹介

宇宙や地球の極限的な自然現象は、人類未踏の科學フロンティアです。私は、宇宙で最強の磁石星「中性子星」をX線で観測し、天體物理學の研究を行ってきました。その測定技術を応用し、雷や雷雲という極限自然現象で生じる放射線の研究にも挑戦しています。世界的にも珍しい日本海沿岸の冬季雷を対象に多地點観測網を構築し、雷での光核反応の解明など高エネルギー大気物理學という分野を開拓します。このプロジェクトの理念はCollective Power of Science。単一の巨大裝置ではなく、多數の裝置を有機的に結びつけ科學成果を出していく発想です。この言葉には、學術系クラウドファンディングやオープンサイエンスも活用し、科學を研究者に閉ざさず、社會との協調のなかで文化として捉えなおしたい想いがあります。この理念を軸に、複數の超小型衛星をスケーラブルに協調運用する新しいX線観測に挑戦し、重力波天文學や系外惑星のテーマも視野に入れた宇宙の研究に応用したいと考えています。(第2期生、2020年1月1日著任)

関連リンク

榎戸極限自然現象理研白眉研究チーム

新宅 博文

新宅 博文の寫真

研究室名

開拓研究本部 新宅マイクロ流體工學理研白眉研究チーム

研究課題

サブ細胞解像度シークエンシングを実現するマイクロ界面動電現象

自己紹介

micro/nanoスケールにおける流れおよび物質輸送に関する研究を行なっています。特に電場により生じる流れ、すなわち界面動電現象を利用したマイクロ流體システムを開発し、生化學分析や細胞工學への応用を目指しています。最近、電気穿孔および等速電気泳動を用いて一細胞の細胞質および核を數十秒で分畫する技術を開発し、同じ一細胞の細胞質RNAおよび核RNAを次世代シークエンシングで分析することを可能にしました。この技術を用いて細胞內におけるRNAの局在や核-細胞質間の輸送を明らかにすることを目指しています。(第1期生、2018年4月1日著任)

関連リンク

Riken Microfluidics Lab(英語)

Nicholas Parrish

Nicholas Parrishの寫真

研究室名

開拓研究本部 Parrishゲノム免疫生物學理研白眉研究チーム
生命醫科學研究センター ゲノム免疫生物學理研白眉研究チーム

研究課題

哺乳類における內因性ウイルスエレメントの免疫生物學

自己紹介

生命體のゲノムとウイルス間の相互作用に関心があります。特に免疫反応における“自己”が、どのようにゲノムレベルで確立されるかに非常に興味を持っています。外科の臨床醫という私自身の背景もあり、ウイルス感染の防御や治療、また移植臓器など特定の“非自己”に対して免疫寛容を誘導する、といった実用的なイノベーションにつながる新しい知見を探求しています。これまで同僚と共に、生命體のゲノム上に存在するウイルスの配列が、piRNAsと呼ばれるスモールRNAをつくり出すことを発見しました。これによるRNA干渉が、ウイルス感染の予防や改善につながるという仮説を、今後検証していきたいと考えています。長い歴史と刺激的な未來のある理研白眉チームの第一期リーダーに選ばれ、生命醫科學研究センターで研究できることを光栄に感じています。2014年に京都で生活したことが、私にとってとても素晴らしい経験となっており、再び日本に戻って妻のエリカと一緒に関東のさまざまな場所を訪れるのを楽しみにしています。(第1期生、2018年8月1日著任)

関連リンク

Parrishゲノム免疫生物學理研白眉研究チーム|生命醫科學研究センター(英語)

川口 喬吾

川口 喬吾の寫真

研究室名

開拓研究本部 川口生體非平衡物理學理研白眉研究チーム
生命機能科學研究センター 生體非平衡物理學理研白眉研究チーム

研究課題

細胞運命決定と集団運動の非平衡物理學

自己紹介

子供のころから物事の仕組みや成り立ちを知ることが好きで、物理や數學にとても惹かれていました。その後、多様かつ複雑すぎて原理も何もなさそうな生命現象の中に、セントラルドグマのような強烈に普遍的な仕組みが備わっていることを知ってショックを受け、生命科學と物理學の間にいる研究者を目指すようになりました。現在は、細胞分化現象の物理的プロセスや、発生や組織恒常性にかかわる細胞集団挙動の原理の解明に興味があり、実験と理論の両面から研究を進めていきたいと考えています。分野橫斷的な新しいポジションに採用していただいたことを勵みに、面白い研究をたくさんしていきたいと思います。(第1期生、2018年9月1日著任)

関連リンク

生體非平衡物理學研究チーム

問い合わせ

理化學研究所 人事部 研究人事課
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2番1號
Fax: 048-463-3687
Email: hakubi [at] riken.jp
※[at]は@に置き換えてください。

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